SF-6D日本語版
SF-6DはSF-36v2を用いた効用値の推定法で、英国のBrazier教授が開発しました。京都大学大学院医学研究科の福原俊一教授らは、Brazier教授と協同で、日本人における効用値を測定、推定する研究を実施しました。日本国民を代表するようにサンプリングされた約600名を対象として、自分の仮想健康状態の価値づけ(効用値)を、スタンダードギャンブル法、SF-36v2、SF6Dを用いて、日本人の効用値の推定を行い、その結果を報告しました。このことにより、日本で広く用いられているSF-36v2から効用値を推定することが可能になりました。
日本語版版権者
開発論文
- Brazier J, Fukuhara S, Roberts J, Yamamoto Y, Ikeda S, Doherty J, Kurokawa K. Estimating a preference-based index from the Japanese SF-36. Journal of Clinical Epidemiology 2009;62(12):1323-31.
SF-6Dv2日本語版
近年、低い効用値領域の測定レンジの改善を目的として、使用する項目の変更がなされた修正版が英国においてSF-6Dv2として上梓され、日本においても3,933名を対象としたweb調査により検証する研究が実施されました(保健医療科学院 白岩 健、京都大学 山本洋介、福原俊一)。
SF-6Dv2の推定方法は生存年数を考慮した離散選択実験(DCE-TTO)が使用されているため、SF-6Dv2によって得られる効用値はSF-6Dのそれとは異なる値となりますのでご注意ください。なお、推定法を明記することで今後もSF-6D・SF-6Dv2とも研究に用いることが可能です。
SF-6Dv2日本語版の開発および日本人の効用値を推定する研究の結果が論文として出版されました。 詳細な解説は、近日中にこの欄に追加掲載いたします。
日本語版版権者
- QualityMetric Incorporated, LLC and Fukuhara S.
日本語版の開発および日本人の効用値を推定する研究結果を報告した論文
- Brazier, J. E., Mulhern, B. J., Bjorner, J. B., Gandek, B., Rowen, D., Alonso, J., Vilagut, G., Ware, J. E., & SF-6Dv2 International Project Group. (2020). Developing a New Version of the SF-6D Health State Classification System From the SF-36v2: SF-6Dv2. Medical Care, 58(6), 557–565. June 2020
- Shiroiwa, T., Yamamoto, Y., Murata, T., Mulhern, B., Bjorner, J., Brazier, J., Fukuda, T., Rowen, D., Fukuhara, S.: Valuation survey for SF-6Dv2 in Japan based on the international protocol. Quality of Life Research, Nov 27 2024
質問紙サンプル
SF-6Dv2質問票のサンプルは、下のリンクより閲覧が可能です。
非営利、営利使用を問わず、使用登録の手続きが必要となります。ライセンス料は新たな測定ツールの開発、より使いやすいサポートツールの開発に使用され、健康評価・アウトカム評価に貢献します。
ご利用方法
ご利用方法
当社にて効用値のスコアリングを受託しております。
スコアリング法には2つの方法があります。
1. SF-36v2の調査データを用いて効用値を推定する方法
この方法は、SF-6DあるいはSF-6Dv2による効用値の推定の両方に適用します。
SF-36v2の調査データをお送りいただき、当社にてスコアリングした結果をお返しいたします。
手順は以下です。
2. SF-6Dv2の調査データを用いて効用値を推定する方法
この方法は、SF-6Dには適用されません。SF-6Dv2の調査データをお送りいただき、当社にてスコアリングした結果をお返しいたします。
手順は以下です。
なお、SF-6Dv2質問票またはSF-36v2質問票は、「スコアリング申請フォーム」からではなく、「使用登録申請フォーム」よりご登録ください。
お支払方法について
通常のお手続き
納品前に指定口座へご入金ください。
口座情報はご契約書類をお送りする際にお知らせいたします。
ご請求書等はご希望があった場合のみ発行いたします。ご希望の際はお見積り金額ご承諾の際に、下記についてお知らせください。
- 必要な書類(請求書、見積書等)
- ご請求書類に記載いたします「宛名」(送付先ではございません)
納品後のお支払いをご希望の場合(法人様でお支払いの場合にのみ承ります)
公費、研究費等でのお支払いのために、後払いでのお支払い、ご請求書類の発行が必要な場合は、お見積り金額ご承諾の際に、下記についてお知らせください。
- 必要な書類(請求書、見積書等)
- ご請求書類に記載いたします「宛名」(送付先ではございません)